盆栽初心者さんでも育てられる?桜の盆栽!

日本の春の風物詩と言えば桜ですよね。

毎年、決まった時期に芽を出し花を咲かせる

生命力あふれる樹。

桜の名所と呼ばれる場所には、

多くの人が訪れお花見を楽しみます。

そんな華やかで風情ある桜を

自宅でゆっくり愛でることができたら

素敵だと思いませんか?

例え、樹を植える庭がなくても

場所を取らずに桜を育てることができるのが

桜盆栽です。

今回は桜盆栽の育て方をご紹介したいと思います。

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桜の特徴

桜の生育は非常に旺盛で花も良く咲きます。

こまめなお手入れは必要ですが、

華やかさを楽しめる盆栽の代表格です。

可憐であり力強い桜。

大昔から人々はお花見をして桜を愛でてきましたよね。

そんな桜を自分で育てると

より一層愛着深いものになると思います。

おすすめの桜盆栽4選

桜盆栽と言っても種類があります。

どの種類を選べばいいのかな?

迷っちゃいますよね。

初心者さんにもおすすめの4種を選びました。

一才桜「旭山」

花が付きやすいとされている「一才桜」

まだ若い苗のうちからたくさん花を咲かせます。

そのことから、親しみやすく

初めての桜盆栽に良く選ばれる品種。

花の咲く期間が長いのも特徴です。

寒さにも強く、

他の桜と比べて伸びる力が強いため

初心者さんにも向いています。

ソメイヨシノより2週間ほど後に咲き、

小さな八重の花がまとまって咲きます。

咲いたときのボリューム感は満点◎

高さ20㎝程度のものからありますが、

存在感が光ります!

十月桜

十月桜は春と秋の時期、

一年に2度咲く品種の桜です。

秋にも桜が楽しめたら嬉しいですよね(*^_^*)

やっぱり植物を育てる上で、

一番嬉しいのは花が咲いたときではないでしょうか?

二度咲きの桜ならその楽しみをたくさん味わえるので

盆栽への愛が深まり、興味も広がるでしょう◎

十月桜は、その樹にもよりますが

一般的には全部のつぼみが二度咲くのではなく、

全体のつぼみのうち2/3が春に、

1/3が秋に咲くとされています。

その樹の個性によって春や秋、

どの時期にどれだけ花を咲かせるのか

いろいろな表情を楽しめる品種です♪

一才桜と異なり枝が良く伸びるので

剪定はきちんと行いましょう。

その分剪定に強く、針金をかけて形を整える

楽しみも生まれるので、

「盆栽らしい」ことをしてみたい

という方におすすめです。

八重しだれ桜

華やかで優雅だけど

その美しさをひけらかさない感じ、

派手派手しくなくどこか控えめで

でも圧倒的な存在感。

妖艶で落ち着いた雰囲気のあるしだれ桜って

すごく風流ですよね!

私は桜はしだれ桜が一番好きです。

あんなに美しいしだれ桜が

ミニチュア版として春に家で咲くなんて

本当に愛らしいです。

花の咲かない時期でも

枝の形を楽しんだり、

万が一育てるのに失敗して

花が少なくなってしまっても形になるのは

嬉しいですね。

川津桜

濃いめの桃色の一重の花が特徴の川津桜。

他の桜よりも一足先の3月には開花します。

少し小振りで可愛らしいサイズです。

桜盆栽といえば一才桜が多いので、

他とは少し違うものを育ててみたい、

または二つ目の桜盆栽に、

という方におすすめです。

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桜を育てる環境

桜を育てる上で

どのような環境が適しているのでしょうか?

一つずつ確認していきましょう。

桜の置き場所

桜は陽当たりと風通しの良い場所が

育成に適しています。

基本は外で育てるのが良いでしょう。

しかし、半日陰でも環境に合わせて育ちます。

夏の強い日差しは葉焼けしをし

傷むことがあるので、

夏の西日は避けましょう。

他の時期は太陽の太陽の光を浴びないと

花芽が少なくなったりつかなかったりします。

冬は屋外の日差しがいい場所に置きましょう。

寒波や霜で鉢土が凍るような時には

軒下に移動して、

土の上には腐葉土などを被せ霜よけする。

または2〜3日を目安に

室内に移動させてあげても良いでしょう。

その際は風通しが良く

日当たりの良い場所や、窓際に置いて下さい。

桜の水やり

日々のお世話は水やりが中心です。

桜は根の育成も早いので、とても水を好みます。

水切れは致命傷になるということを

覚えておきましょう!

しかし、

やり過ぎは花が咲きにくい原因にもなります。

土が乾いたら、底から水が流れ出るまで

たっぷりと充分にあたえましょう。

開花期は特に水切れに注意して下さい。

春から秋は様子を見ながら1日に1〜2回

冬の時期2〜3日に1回程度

水やりをしましょう。

桜は女性のように、

日々の適度な潤いが大切!

って覚えておきましょう◎

肥料、消毒

花が咲き終わった6〜10月

月1回の年に3回〜4回に渡り

有機性の固形肥料を置きます。

梅雨と真夏は幹も弱るので避けましょう。

花の後のは必ずお礼肥えをやる必要があるので

5月の置き肥えは必須です。

そして、新芽を好むアブラムシや

カイガラムシ等がつきやすくなる

春から秋にかけては、殺虫剤を3〜4回

散布してあげると良いでしょう。

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花がら摘み

花が咲き終わったら

こまめに摘み取るようにしましょう。

そのままにしておくと、

実を付ける準備を始めるので幹が弱ります。

花がら摘みをすることにより、

次の花芽の付が良くなります。

また、害虫や病気の元になるので

付けたままは避けましょう。

枯れた葉や、傷んだり黄変した葉も

取り除きます。

桜の剪定

5月頃の新しい芽が充分に育ってきた時期に

枝元から2、3芽程度を残して

先の枝を剪定します。

なるべく元の大きさを保つために、

4月〜5月までのこの時期に剪定しましょう。

梅雨に新芽が出るので、

5月には終わらせるようにしましょう。

また、枝元に出た芽は取り除いておくと

花つきが良くなります。

休眠期の2月〜3月と11月頃、

花芽を残した剪定もできますので、

徒長した枝は切り詰めましょう。

剪定時に注意することは、

切り口から雑菌が入らないように

はさみを消毒すること。

切り口は枝に垂直にして、

水が出にくいようにしましょう。

切った枝の切り口には

防腐剤を塗って腐ることを防ぎましょう。

雑菌が入ると枯れてしまうので

気をつけて下さい。

太い枝を切るのも避けましょう。

しかし、今年盆栽を始めたばかりで…

と言う方は、花後に長く伸びた枝を

半分に切り詰めるだけでも大丈夫です。

最初はそれくらい肩の力を抜いて向き合った方が

気楽に気長に付き合っていけますよね。

桜の植え替えと用土

植え替えに適しているのは

9〜11月と3月初旬です。

3月は芽が動き出す前のスピード勝負。

2〜3年に1度を目安に植え替えをします。

ですが、桜は根の伸びが比較的早いので

日頃からよく観察しておくと良いでしょう。

根が絡まって弱ってしまっては大変です。

盆栽の桜の魅力はミニマルさです。

小さく育てるには、

植え替え時に根を切り詰める必要があります。

少し大きくしようという時期は

根を整理するだけですが、

小ささを保ちたい時は切り詰めましょう。

用土は桜専用のものを購入すると簡単です。

自分で配合する場合は、

黒土3:赤玉土4:桐生砂3

がおすすめの配合です。

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さいごに

壮大なイメージのある桜、

初心者さんが盆栽で育てるのは

かなり難しいのではないか?

なんてイメージはありますよね。

でも、こうして見てみると

毎日の水やりはかかせませんが、

それ以外は年に数回の作業だけで

美しくて愛らしい桜の盆栽を

楽しむことができそうですね!

自宅でお花見できるだけでなく、

花の後の新緑を楽しんだり、

青々とした葉が秋には色を変えたり…

移りゆく季節を一緒に楽しめるのは、

風情があってとても素敵だと思いませんか?

水やりと風通し、剪定時期に気をつけて

自分に合った桜を探してみては

いかがでしょうか(*^_^*)

まとめ

一口に桜といっても種類はさまざまあります。

とくにおすすめなのは

  • 一才桜
  • 十月桜
  • 八重しだれ桜
  • 川津桜

の4種類です。

半日陰の環境にも合わせて育つこともできるので

室内にも向いています。

その時は風通しのよく日当たりが良い場所に置いてあげましょう。

基本は外で育てるのが一番◎

しかし、夏の強い日差しにさらされると葉焼けしてしまう可能性があるので気を付けてくださいね!

霜が降りるほど寒い日も室内に移動させて下さい。

桜は水が大好き。

水切れは致命傷になるので細心の注意をはらいましょう!

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